ペルーの古代の遺跡で、1200年以上前に生きていた毛なし犬のミイラや骨が見つかったんだって! インカ帝国ができるよりずっと前の犬たちなんだ。研究は「Journal of Anthropological Archaeology」という学術誌に発表されたよ。
どこで見つかったの?
見つかったのは、ペルー北部の海ぞいにあるカスティージョ・デ・ワルメイ(Castillo de Huarmey)という遺跡だよ。首都リマから北へ約190マイル(約305km)、広さは110エーカー(約44ヘクタール)あるんだ。ワリ帝国(Wari Empire)の役所と墓地を兼ねた場所で、600〜1050年ごろに使われていたみたい。インカが力を持つ約400年前だね。
ワリ帝国の遺跡としては、ペルー北部の海岸で見つかっている唯一のものなんだって。毛なし犬の実物の証拠が見つかったのも、ここでは今回がはじめてなんだよ。
どんな犬が見つかったの?
遺跡があるのはとても乾燥した砂漠地帯で、毛や骨、布、革などが朽ちずに残りやすいんだって。
注目された犬は3つあるよ。
- 毛のない皮ふと耳が残った、自然にミイラになった頭の骨。古代ペルーのお葬式でよく使われた赤い顔料「辰砂(しんしゃ)」で色がつけられていた
- もう少し大きな犬の頭の骨
- 浅い穴に埋められていた、オス犬の自然のミイラ。前足の下のほうをのぞいて、ほぼ全身がそろっていた
遺跡は1970年の大地震でくずれ、そのあと盗掘にもあっているんだ。上のほうの地層は中身がまざってしまっていたよ。そのため最初は、ミイラの犬は50年ほど前の盗掘のころに埋められた新しい犬かも、と思われたみたい。
歯の数が手がかりに!
ここがポイントなんだ。調べた犬たちは、第一前臼歯(まえきゅうし)という歯がなかったんだよ。ケガや年のせいで抜けたのではなく、そもそも生えてこなかった歯で、最後の奥歯がない犬もいたんだって。
筆頭著者のウェロニカ・トムチク(Weronika Tomczyk)さんは、犬の毛がないことに関わる遺伝子が歯の数が少ないことにも関わると文献で知って、これはペルーの毛なし犬だと考えたそうだよ。
さらに骨や歯の化学的な成分(炭素・窒素・酸素・ストロンチウム)を調べて、食べ物や暮らした場所の手がかりを探したんだ。結果は、同じ遺跡の人やラクダ科の動物のデータと比べたらしいよ。歯は子犬のころ、骨は亡くなる前の約1年のようすを映すんだって。
人とどんな関係だったの?
全部で骨は341点、少なくとも19頭ぶんと、ミイラのオス犬1頭が見つかったよ。
- 「マスター・バスケットメーカー」と呼ばれる職人のそばから、生後6〜8週間くらいの子犬の骨
- 宮殿の中に埋められた成犬の骨
- 墓の番人として犠牲になったとみられる男性(XYと呼ばれている)といっしょに埋められた、子犬の骨の一部
トムチクさんは、人と犬がいっしょにいたのは確かでも、昔の気持ちまではなかなかわからない、と話しているよ。昔の人も今と同じで、犬との関係はいろいろだったんだって。ある人たちにはペットでも、すぐ近所の人には害獣とされることもあったみたい。
スクープくんのひとこと歯が足りないことが、毛なし犬だと見分ける手がかりになったなんて、びっくりだよ! 1200年前の犬たちが、人のすぐそばで暮らしていたことが伝わってくるよね。昔の人と犬の関係もいろいろだったと聞いて、ますます興味がわいたよ。
出典:Dogs News -- ScienceDaily(2026.10.17)
この記事は、元記事をもとにスクープくんが日本語でまとめたものです。翻訳ではないため、細かな表現や最新の情報は元記事をご確認ください。