ここでは犬の股関節形成不全について解説します。
股関節形成不全を発症すると歩いたり、走ったりするときに痛みを生じます。
どんな犬に起こりやすいのか、そしてもし股関節形成不全が起こった場合にどんな対処をすればよいか紹介します。

股関節形成不全って何?
股関節の形に異常がみられる状態です。
大腿骨頭の位置がズレていて、関節がスムーズに動かない状態になっています。
股関節形成不全は運動によって発症することは少なく、骨格形成が決まる2歳頃までに親の遺伝的要因で発症することが多いです。
親が股関節形成不全だと子も股関節形成不全になってしまう可能性が高く、実に7割ほどが遺伝的要因となっています。
股関節形成不全はどんな犬になりやすい?
股関節形成不全大型犬になりやすいのが特徴。
具体的には下記のような犬種です。
・ゴールデンレトリバー
・ラブラドールレトリバー
・シェパード
・セントバーナード
大型犬の方が骨や筋肉にかかる負荷が強く、股関節がズレ、脱臼のような状態になりやすいです。
股関節形成不全になっている犬の特徴とは?
股関節形成不全になってしまうと歩き方や座り方に異変があります。
・座り型がいつもと違う
・散歩であまり歩こうとしない
・足を触られるの嫌がる
・走らない
・遊ばない
・ふらふら歩く
・おしっこをする時に足の位置がおかしい
できるだけ足に負担のかからない走り方や座り方を意識しているため、正常な犬とは違った行動が見られます。
股関節形成不全になってしまった場合の対処法とは
股関節形成不全になってしまった場合は運動量を減らし、散歩も5分程度にとどめましょう。
そして状態が上がってきたら徐々に散歩量や回数を増やしてきます。
軽度の場合なら、保全治療が一般的です。
特に手術などせず、股関節に負荷のかからない行動を意識するもの。
例えば歩き方のトレーニング、食事制限、理学療法など。
体重過多だとどうしても関節部に負担がかかってしまうので、体重制限が最初に行う対処法です。
消炎剤や鎮痛剤を使用し、痛みを軽減させる方法もあります。
重度の場合は外科治療があります。
実際に手術を行って人工的な関節を埋め込む方法や骨の位置を治す方法があります。
ただ、ここまでの治療になると犬への負担も大きいですし、経済的負担も大きくなります。
放置していると靭帯が伸び、骨や関節の歪みが大きくなるので早めの治療を検討しましょう。
参考資料:
http://www.satou-ah.com/kansetsu
http://www.jahd.org/disease/d_hipjoint


