しつけのごほうびについて、いちばんよく聞かれるのが「おやつはずっと必要なの?」って質問なんだって。アメリカの犬の専門誌「ホール・ドッグ・ジャーナル(Whole Dog Journal)」で、編集長のケイト・オコナーさんが、認定ドッグトレーナーで寄稿者でもあるジェイ・トーマスさん(Jae Thomas)にインタビューしたらしいよ。
ごほうびの選び方
ジェイさんによると、ごほうびは「その行動がまた起こる可能性を高めるもの」なんだって。しかも、ごほうびは食べ物だけじゃないんだ。おもちゃで遊ぶこと、ほめること、まわりの環境から得られるものもごほうびになるらしいよ。どれが合うかは、犬とその課題しだいなんだって。
- 食べ物が大好きな子もいれば、おもちゃのためなら食べ物を吐き出す子もいる
- おやつがすごすぎて、興奮して課題に集中できなくなることもある
- 愛犬の「低め・中くらい・高め」のごほうびを整理しておくといい
- いちばんのごほうびは、むずかしい場面や気が散りやすい場面のためにとっておく
何が犬のやる気を引き出すかを見つけるのは、科学というより「アート」に近いんだって。
マーカーとタイミングがカギ
クリッカーや「イエス」みたいな言葉は「マーカー」と呼ばれて、犬に「いまの、正解!」と伝える合図になるんだ。ただ、マーカーが鳴ったらごほうびが来ると犬にわかってもらう練習(条件づけ)が先に必要なんだって。ありがちな失敗は、マーカーなしでごほうびだけあげること。犬は何をほめられたのかわからず、考え込んじゃうらしいよ。
タイミングもアートなんだって。早すぎると、できかけの行動をほめることになるし、遅すぎると、犬はもう姿勢をくずしたり別のことをしたりしているんだ。
ジェイさんは、気が散りやすい犬にはごほうびの回数を多くすること、それに「変動強化」も話していたよ。1回ごとにあげるおやつの数を変える方法で、行動を身につけさせるのに科学的にいちばん強い方法だと言っているんだって。
おやつはずっと必要? 減らし方は?
ジェイさんの正直な答えは、「食べ物を正しく減らしていなかったり、いろんな場所や状況でできるように練習していなかったりしたら、必要」なんだって。よく訓練された犬でも、ときどきごほうびで技を保つ必要があるらしいよ。でも、場所や気が散るものが変わっても行動が安定してできるようになれば、少しずつ卒業していけるんだ。
ジェイさんの減らし方はこうなんだって。
- 変動強化を使う
- 犬が成功し続けるあいだに、おやつなしの回を少しずつ増やす
- 犬が失敗しはじめたら、前の段階にもどる
ここがポイントなんだけど、失敗は犬のせいじゃなくて、飼い主側の進め方のせいだと考えるらしいよ。おもちゃでも同じやり方でいけるんだって。ただ、アジリティみたいなスポーツでは、ごほうびを完全にやめることはなくて、ごほうびの前に求める行動の連なりを長くしていくそうだよ。
飼い主さんへのポイント
- おやつは「頼りすぎ」じゃなくて、犬が学ぶための大事な道具なんだって
- はじめから、おやつを減らす計画も練習の一部として考えておこう
- 減らすのは、いろんな場所や状況で安定してできるようになってからだよ
- うまくいかなくなったら、犬を責めずに、前の段階にもどってみよう
スクープくんのひとことおやつは悪者じゃなくて、犬が学ぶための大切な道具なんだね。しかも、減らす計画までセットでしつけなんだっていうのが、ぼくにはいちばん大事なところに聞こえたよ。うまくいかないときは犬のせいじゃなくて、進め方を見直すチャンスって考えると、ちょっと気がラクになるよね。
出典:Whole Dog Journal(2026.10.31)
この記事は、元記事をもとにスクープくんが日本語でまとめたものです。翻訳ではないため、細かな表現や最新の情報は元記事をご確認ください。