皮膚病の一つとして知られるアカラス症。
別名「ニキビダニ」とも呼ばれています。
毛穴の奥に住みつき、一度発症してしまうとなかなか完治しない厄介な皮膚病です。
どんな対応が必要か詳しくみていきましょう!

アカラス症(ニキビダニ)とは?
体長0.2ミリから0.3ミリほどの小さなダニが寄生して起こる皮膚病です。
皮膚表面ではなく、毛根部にある毛包に潜り込むため、毛包虫などとも呼ばれます。
発症すると赤み、ただれ、かぶれ等の症状が起こります。
主に口周りが多く、それ以外に手足にもできます。
一度発症してしまうとなかなか治りにくく、1ヶ月以上は投薬治療が必要。
長い場合は数ヶ月にもおよびます。
ほとんどの場合は生後まもない幼犬のときに発症します。
稀に散歩などでダニが寄生して発症することもあります。
しかし成犬になっている場合は、フィラリア症予防の薬でダニが寄生することはないと言われています。
治療が完治しにくい要因は犬の噛み付き
アカラス症をもし手足に発症してしまうと、かなり治るのに時間がかかります。
犬はどうしても手足を噛んだり、舐めたりしする習性がありますので患部が治りにくい傾向にあります。
酷い場合はエリザベスカーラーなどを使用し、手足をブロックすることも必要です。
アカラス症の治療は軟膏タイプ、内服タイプなど様々ありますが、臭いが気になってすぐに舐めてしまうワンちゃんの場合は軟膏タイプは難しいでしょう。
注射も動物病院によってはあります。
また角質の汚れを落とし、毛穴をきれいにしてくれるマイクロバブルシャンプーを使うと、手足のダニを寄せ付けない効果が期待できます。
慢性化や二次感染の防ぐため早期治療が必要
アカラス症は早い段階での治療が必要です。
患部の炎症がひどくなると細菌や真菌が住み付き、二次感染の恐れがあるからです。
放置しているとダニがさらに卵を産んで孵化して繁殖してしまう恐れがあります。
そうなると殺ダニ剤の投与や薬浴なども必要。
しかしそれでも早期の完治は難しいですし、跡が残ってしまうこともあります。
日頃の対策としては、フィラリア予防を毎年必ず行うこと。
フィラリア予防に使用される成分のイベルメクチンはアカラス症の駆除薬としても使われています。
ただフィラリア予防の薬すべてにこの成分が入っているわけではありませんので、処方時に確認しておくと良いでしょう。
参考資料:
http://rika-ah.com/byouki/byouki36.html
https://patong.jp/?page_id=3436


