ここでは犬の口腔内腫瘍について紹介します。
口腔内腫瘍と一言で言っても悪性、良性があり、その進行度によって治療方法も変わってきます。
どんな治療があるのか、詳しくみていきましょう!

口腔内腫瘍の種類とは
口腔内腫瘍はいくつかの種類に分かれます。
・メラノーマ
・扁平上皮癌
・線維肉腫
メラノーマは黒色の腫瘍で、転移する可能性もあります。
外科手術だけでなく、放射線治療も可能ですが転移の進行度が早く、一度照射しても他の場所に発生する可能性があります。
もし転移が多数見られると、1年の生存率が大幅に減少してしまいます。
扁平上皮癌はあまり転移が見られず進行度の遅い口腔内腫瘍です。
腫瘍は赤い色をしています。
見た目がカリフラワーのようにトゲトゲした形状をしています。
早い段階での治療ができれば転移せず、その後も健康に暮らしていくことができます。
線維肉腫は突起が少なく、平べったい腫瘍になっています。
そのため、犬自身も違和感をあまり感じず、発見が遅れてしまうこともあります。
腫瘍自体は非常に硬くて、硬直化しています。
放射線治療を行っても照射が難しい口腔内腫瘍です。
口腔内腫瘍の治療法とは
口腔内腫瘍は腫瘍の大きさ、進行度、種類などから判別してステージ分類されます。
そしてリンパ節への転移があるか調べます。
腫瘍部分だけでなく胸部レントゲンを撮ったり、触診を行って、あらゆる部位の細胞疹チェックを行います。
外科治療
即効性のある治療は外科治療。
該当部分を切除して組織の転移を防ぐ方法です。
進行状態によっては歯茎周辺すべてを切除しなければならず、大きな手術になります。
悪性腫瘍で周辺組織への進行が確認された場合、顎骨を切除することもあります。
放射線治療
転移が複数確認され、放射線治療が有効とされれば、この方法もあります。
口腔内腫瘍のほとんどのケースで放射線治療ができます。
外科手術より的確に照射できる、腫瘍の縮小につながると判断された場合は放射線治療が用いられます。
化学療法
非ステロイド系抗炎症剤を使用し、治療していく方法です。
特に外科手術などで切除するわけではないので、ワンちゃん自身の負担は少なくなります。
ただ生存期間を延ばすことはできても、病気の完治に至る事は難しいです。
治療というより、余生を出来るだけ伸ばして無理せず過ごすという選択をされる方がこの方法を選択することが多いです。
参照:https://www.mah.jp/medicalcourse/oncology/oral_tumors.html


