感染症の一つである犬条虫症について解説します。
犬だけでなく、人間に感染することもあるので注意が必要な感染症です。

犬条虫症とは
瓜実条虫はノミをきっかけに感染する寄生虫です。
瓜実条虫は非常に小さいものですが、成長すると数十センチにもおよびます。
成長すると紐のような長い形をしています。
瓜実条虫の幼虫がノミに潜んでいて、それを犬が飲み込んでしまった場合に感染します。
瓜実条虫は伸縮を繰り返す生き物で、吸盤のように吸着力があります。
瓜実条虫が体内に入るとどんな症状が起こる?
少数の小さな瓜実条虫が犬の体内に入ってしまっても、特に変わった症状がないケースも多いです。
そのまま便として排出する事も可能です。
ただし、大量な瓜実条虫が入った場合は下痢や食欲の異常、けいれん、てんかん、出血性腸炎等の報告があります。
ただ、うまくいけば便として排泄する事も可能です。
犬条虫症は人にも感染する事があります。
間違って飲み込んでしまうと下痢や腹痛が見られます。
瓜実条虫が体内に入った場合の治療法とは
ノミなどを排除する吸虫駆除剤が使用されます。
プラジカンテル、フェンベンダゾールを含んだもので薬名で言うとビルトリシド、クロフェンという名前で処方されます。
広範囲な駆除作用を持つベンズンイミダゾール系駆除薬として使用されています。
犬の消化管内で寄生してしまう虫に対して有効です。
瓜実条虫以外にジアルジア、回虫、鉤虫、鞭虫などの虫に対しても作用します。
普通の内服薬と同様に、指定された分だけを毎日処方していきます。
摂取した後に消化器系で8割ほど吸収され、ほとんどが代謝されますので体内に薬が残ることはありません。
代謝されたものは尿として排出されます。
瓜実条虫を予防するには
瓜実条虫はノミに寄生してますので、ノミやマダニに対して有効なワクチンを処方しておくのがおすすめです。
だいたい暖かくなる5月から10月ぐらいを目処に処方しておくと予防できます。
寄生する前からこういったワクチンを飲んでいても全く問題ありません。
最近はおやつのように簡単に内服できるものがありますので、ワンちゃんも嫌がることなく簡単に予防できます。
毎月1回処方すれば良いだけです。
ワンちゃんの体重にもよりますが、飲み薬タイプは1ヶ月分につき1000円から2000円程度です。
そこまで高額な薬ではないので簡単に対応できます。
参照:https://www.bayer-pet.jp/pet/library/disease/urizane.html


