壊死性髄膜脳炎はパグに発症しやすいってホント?

壊死性髄膜脳炎 病気

壊死性髄膜脳炎はパグに発症することが多いため、パグ脳炎とも呼ばれています。

どんな病気なのか見ていきましょう。

壊死性髄膜脳炎

壊死性髄膜脳炎とは

大脳皮膜という部分が萎縮して、壊死が起こる脳の病気です。

遺伝的要素、又は自己免疫性疾患のいずれかが考えられます。
自分で自分の脳細胞を攻撃して症状が出ることもあります。

限られた犬種に発生することから遺伝的要素が大きいと医学的に言われています。
ただ、壊死性髄膜脳炎を発症した犬と同居している犬も発症したことがあったため、環境要因が影響している可能性も。
しかし具体的な原因はいまだ不明です。

パグ脳炎の論文によると副流煙を吸ったワンちゃんの方が発症率が高いというデータもあります。
家庭でタバコを吸う方がいる場合は要注意です。

そして脳炎の犬には小麦が厳禁です。
小麦に含まれるグルテンが脳細胞を作っていく可能性があります。

壊死性髄膜脳炎になりやすい犬種とは

なりやすい犬種はパグ以外にマルチーズ、ヨークシャテリア、シーズー、チワワ、ポメラニアン、フレンチブルドックなどで報告されています。

特に幼犬での発症が多いです。
5歳未満でなりやすいので、幼犬のうちは詳しい検査を行って注意する必要があります。

ただ、血液検査でも異常は見られないため、脳のMR画像などをチェックする以外、初期で発見するのは難しいです。
発症のしやすさは性別は関係ありません。

壊死性髄膜脳炎はどんな症状が起こる?

てんかんの症状が現れます。
具体的には痙攣や旋回、失禁など。

大脳基底核、小脳、脳幹へ影響を及ぼし、視覚障害や運動障害など異変をきたす行動が増えてきます。

症状が重くなると摂食障害、昏睡状態に陥り、亡くなってしまうワンちゃんが多いです。

病気の進行が早く、発症後数日から数ヶ月程度で亡くなってしまうこともある怖い病気です。

壊死性髄膜脳炎の治療法とは

残念ながら即効性のある治療法はありません。
ステロイド剤を投与して、症状を緩和させるものもありますが、完治するものというより脳の壊死を抑制するものなので、治癒が難しいのが現状です。

ただ治療によって数年以上の生存が見込める事例もあります。

そして壊死性髄膜脳炎の治療を行うと、混合ワクチンの接種ができないため、他の感染症を発症してしまうリスクも高まります。

参考
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/vcpb/pug.html
http://www.adr-matsuki-ah.com/case/3194/

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