感染症の一つとしてクリプトコッカス症があります。
真菌であるカビの成分が体内に入って、アレルギー症状を引き起こす病気です。
クリプトコッカス症の原因や治療法についてまとめました。

クリプトコッカス症とは
クリプトコッカス症はハトなどの鳥類から排出される便から感染します。
犬に感染してしまう場合は散歩などで道端に落ちた鳩の便をなめてしまって、それが体内に入り、感染することが考えられます。
鼻から吸引するだけでも感染する可能性があります。
病原体が体内に入ってしまうと、呼吸器の異常がでます。
例えば、くしゃみをしたり、鼻水がたくさん出るようになったり、咳をしたりなど。
それ以外には肺炎を引き起こしたり、気道の炎症を起こし、吠える声や発声がしにくくなることがあります。
そしてわずかな報告例では、網膜炎を起こして失明することもあります。
なお、人間にも感染する可能性はありますが、それほど感染力は強くないため、もし体内に入ってしまっても症状が出ないことが多いです。
クリプトコッカス症の予防とは
クリプトコッカス症は鳥類の便から検出されるカビが原因なので、それを食べないようにするのが1番です。
できるだけ外出させない、自然の中で散歩させない、他の動物と触れ合わないなど対外関係を気にする必要があります。
ただ、鳥類の便にすべてこの真菌(カビ)が入っているわけではないので、便を食べたからといってすぐにクリプトコッカス症になるわけではありません。
尚、普段皆さんが対策している混合ワクチンやフィラリア予防、ノミ・ダニ予防は真菌予防にはなりません。
こういった対策を行っても、カビには効きませんので注意してください。
クリプトコッカス症になってしまった場合は?
クリプトコッカス症が疑われる場合、まず抗体検査を行いましょう。
病原体の細胞を顕微鏡などでチェックしなければいけないため、小さな動物病院では原因究明できない可能性があります。
クリプトコッカス症は言わば、カビを食べてしまった状態。
体内から排出するには、抗真菌剤を投与して体の外に排出する必要があります。
また、抗生物質を投与して真菌に対する免疫力をアップさせておくと症状が抑えられます。
内服薬で数週間様子を見ましょう。
もし病状が悪化して違った病気を併発した場合は、それぞれの外科治療が必要になります。
参照:https://www.irisplaza.co.jp/media/A13944377416


