人間の場合は想像妊娠なんて言葉がありますが、犬の場合、偽妊娠という状態があります。
これは妊娠していないのに、あたかも妊娠したような症状が出ることを指します。
もちろんその症状が出るのはメス犬だけです。
どんな状態になるのか、詳しくみていきましょう!

犬の偽妊娠とは
犬の偽妊娠は妊娠したような状態が体に出ます。
具体的には下記のような状態。
・乳房が出る
・母乳が出る
・乳腺炎が起こる
・巣作りをする
・ぬいぐるみを子のように扱う
子供を身ごもったわけではないのに、こういった行動が出るとびっくりしてしまいますね。
このような状態になるのは犬のホルモンバランスの乱れが考えられます。
犬のホルモンにはプロゲステロンとプロラクチンというものがあります。
この2つのホルモンの上下動によって偽妊娠が起こることがわかっています。
偽妊娠は発情期にになるケースが多いです。(発情期にみんななるわけではありません)
尚、偽妊娠する犬は特に生殖器官や繁殖能力の異常があるわけではないので、妊娠への影響はありません。
偽妊娠は犬種別で発生頻度は変わりません。
個体差が大きく異なります。
犬の偽妊娠が起こったらどう対処すればよい?
偽妊娠が起こっても特に治療することなく、自然と改善されていくことが多いです。
だいたい数週間から2週間程度で偽妊娠と思われる行動や症状も治まってきます。
ただ、乳腺が腫れたり、血が出てしまっている場合は治療が必要になります。
抗生物質を投与したり、軟膏を塗って症状改善に努めます。
もしどうしても自分で噛んだり、舐めてしまう場合はエリザベスカーラーや服を装着し、舐めることを阻止しましょう。
犬の偽妊娠の予防策はある?
偽妊娠はホルモンバランスの影響があり、再発する可能性もあります。
数回繰り返していて気になるようでしたら、ホルモンバランスを安定させる薬を投与する方法もあります。
具体的には男性ホルモンを投与し、黄体ホルモンの働きを抑える方法。
これによりバランスが良くなって、偽妊娠の行動が収まりやすくなります。
ただし、男性ホルモンの投与で吐き気などの副作用が出ることもあります。
その他の方法では避妊手術も検討しましょう。
避妊手術によってホルモンバランスが安定し、偽妊娠の回数が減る、或いは全く無くなることも可能です。
また避妊手術をすることで子宮蓄膿症の可能性も減り、他の病気を発症するリスクを下げることもできます。
参照:http://www.osamura-ah.com/colum.php


